赤ちゃんの夜泣き・寝ぐずりの原因と対策

赤ちゃんの夜泣きや寝ぐずりは、一言で言ってもいろいろなタイプと原因があります。
- 昼はよく寝るのに、夜はなかなか寝ない。
- 2,3時間おきに起きてしまう。
- 寝たと思ったらすぐに起きる。
- 夜中1時間以上覚醒して遊ぶ。
夜間断乳、ネントレ、夜泣き改善の成功体験を聞いて「やってみよう!」と思っている方。
お子さんがなぜ起きるか、なぜ泣いているかの原因をしっかり突き止めてしっかり対策とお子様に合った方法でネンネトラブルの改善をスタートしましょう!
主な夜泣き・寝ぐずり(赤ちゃんの睡眠トラブル)の原因
夜泣きを改善したいと思ったら、まずしっかり原因を抑えましょう。夜泣きの主な原因です。
- 体内時計がずれている(寝かしつけのタイミングが子どもの眠気に合っていない)
- 寝室環境が睡眠に適していない
- 身体的な不快感がある(空腹/オムツ/その他の不快感)
- お昼寝と夜、睡眠のバランスや生活リズムが崩れている
- 生活の中で「眠る習慣」が定着していない。
- 睡眠が浅くなるタイミングに「親の介入を探す・待つ」癖がついている
これらの可能性を一つ一つ夜泣きの原因を探り対処していくことが重要です。
夜泣き改善のステップ
夜泣きの原因の①~④までの条件をクークールナでは「睡眠のベース」と呼んでいます。
お子さまの睡眠の発達に沿った最大の寝る能力(一度に眠れる長さ)を発揮するためには、外的要因の「寝づらさ」をまずは整えましょう。
そして最後に残る⑤⑥については、しっかりと認知行動学的な手法を取り入れながらしっかりと新しい習慣をつけることで克服。
それでも、改善しない場合は、心身の疾患などがないか改めて確認し、医療的な治療が必要な場合は速やかに医療機関での治療が大切です。
※詳しくは、ブログカテゴリー「睡眠のベース」をご覧ください★
※詳しくは、ブログカテゴリー「ネントレ・寝かしつけ練習」をご覧ください★
▲夜泣き・寝ぐずりの改善の原因と改善のステップ
夜泣きの原因の例外~睡眠の退行期
睡眠のベースが整っていても、どうしても睡眠が安定しない時期があります。
これまでよく寝ていたのに、睡眠のパターンが変わったり、頻繁に起きるようになったり。
「睡眠の退行期」と呼んでいます。
特に寝返り・つかまり立ち・一人歩きなどの運動を習得する時期の退行期には、眠っていても反射的にその運動をしてしまい、起きてしまうことがあります。
この場合はその運動をしっかり習得して、随意運動としてしっかり自分でコントロールできるようになれば、自然となくなる「起き」です。
パパやママは少しの間大変ですが、不要な夜中の介入をしないように気をつけて、癖をつけないようにするのが最善の対応になります。絶対に、これらの動きを防ぐためにクッションなどをお布団に入れたりしないでください。
乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のために1歳までは、枕・掛布団、タオル、ベッドバンパーなどのものを一切入れないことが米国小児学会で勧められています。
★詳しくは
早く新しい動きを自分でコントロールできるようになるように、日中しっかり新しい動きを取り入れて、たくさん遊んであげてくださいね。
※睡眠退行については以下の記事をご覧ください★
「睡眠退行期-生後3~4ヶ月赤ちゃんが寝ない、すぐ起きる。寝ぐずりひどい」
「睡眠退行期生後5ヶ月・6ヶ月 寝返りで起る。いつまで?正しい対処法」
「睡眠退行期-生後8・9・10ヶ月に何度も起きる。遊びだす。つかまり立ち」
クークールナでは、
夜泣きの原因の分析・対処方法の段階的な取り入れ方やその内容については、各種サポートでアドバイス差し上げています。
睡眠退行期の乗りきり方も、お気軽にご相談ください。

- この記事の執筆者
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子どもの睡眠相談室クークールナ
代表 川口リエ
・GuuMinスーパーバイザー
・クークールナスリープアカデミー講師