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睡眠退行期生後4か月・5ヶ月・6ヶ月 寝返りで起きる!いつまで?正しい対処法。

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睡眠退行期生後4か月・5ヶ月・6ヶ月 寝返りで起きる!いつまで?正しい対処法。

生後4・5・6ヶ月頃になると寝返りができるようになりますが、寝返りをする度に起きたり、寝る前じたばた寝返ってしまって寝つけない、という時期があります。

生後4・5・6ヶ月の「睡眠退行期※」の状態の一つです。

夜中も泣くたびに仰向けに…は大変ですね。

今日は一体いつまで続くのか、寝返りの時期の睡眠退行期の対処法をお伝えします。

※「睡眠退行期」は2歳までに訪れる、それまでと睡眠パターンが変わったり、急に眠れなくなる(眠れないように感じる)時期をいいます。

「夜中、寝返りで何度も起きる」の理由。いつまで続く?

寝返りで起きる理由① 自分自身の動作にびっくりしちゃう

寝返りを習得する時は、とにかく自分の意志でコントロールできるようになるまで、昼夜、夢の中でもひたすら練習します。

新しい動きを学ぶ時、「よし、こうやって次はこうして…」など考えながら身体を動かす「随意運動」として行いますが、繰り返すことで、動学習の段階を踏んで(「連合」→「自動化」)意識をせずともその動作を正確にできるようになります。(不随意運動)

また、寝返りは初めての「移動能力」の獲得ともいわれており、他の運動よりも衝動は強く、思うように動けない思いをしながらも何度も頑張ります。

夢の中の動作を筋肉に伝えないようにする神経のブロックが未熟な赤ちゃんは、夢の中で何度も寝返りの練習していると、本当に体が動いてゴロン!びっくり!なんです。

寝返りで起きる理由② 寝返った後の動作がわからない。

『寝返った⇒腕を突っ張って頭を持ち上げる⇒疲れたらそこで頭を床におろして横を向く。』

休むまでの動作をセットで覚えておかないと、寝返ってしまったらママパパを呼ばなくてはいけません。

寝返った後、うつ伏せの状態でリラックスできるかどうかもポイントになります。

いつまで続く?

夜中に何度も寝返り原因での睡眠退行は、

  1. 寝返りの運動がしっかり身体に定着する
  2. 寝返った後うまく自分でリラックスできるようになる

ができれば、終わります。

日中の関わり方や個人差がありますが、「2週間」くらいが目安です。

これ以上続く時は、寝返りが原因で起きて泣いているのではなく、寝返り習得期をきっかけにママパパが寝返りから助ける行為が「入眠の癖」になってしまった可能性が高くなります

「入眠の癖」については

正しい対処法は?

夜中寝返ってしまった時は、声をかけず静かに。

抱き上げてあやすのではなく、そっとあお向けに戻して再眠させてあげてくださいね。

あくまで、ママは「寝返り返し」マシーン。

抱き上げて泣き止ませるのは最小限にしてください。

そして、もし日中も腹ばいでよく遊び、疲れたら頭を下ろして一休みできるなら、ばいのまま、うつ伏せで眠れるように、お尻のあたりに手を当ててあげながら待ってみましょう。

そして、しっかり眠ってから、寝返りがえりができるまでは必ずそっとあお向けに戻してあげてくださいね。(乳幼児突然死症候群のリスクをあげないため)

一番大切なのは日中の関わり。

寝返りをしっかり習得すれば夜も起きない。寝返っても自分で戻れれば単なる「寝相」
練習あるのみ!

 

寝返りって夜中起きてしまうのは、寝返りがしっかりコントロールできるようになるまでです。

ですから、この寝返りをしっかり練習して、少しでも「随意運動」になるまでの時間を短縮しましょう。

寝返りの運動は、上半身のねじり→下半身のねじりと段階を踏みます。

その途中で横向きの姿勢も経由しますよね。

この一つ一つの動きを確認できるようにサポートしてあげてください。

まずは、頭を自分で下ろす練習

起きている時はママも腹ばいになりながら、まずは、頭を上げた状態からそっと自分で頭を下ろす練習を。

頬に手を当てて床におろす補助をしてあげます。

次は寝返りがえりの練習

腹ばいが疲れて泣き出す前に、「ゴロン」と声をかけながら、まずは肩をそっと床につけ、足をねじる状態からゆっくり仰向けに。

寝返りがえりの時の平衡感覚を慣れてもらいましょう。

この時、「ゴロンだね~」の声掛けがとても大切です。

夜中、寝返ってしまった時にも、「ゴロンだよ~」の一言でゴロンでネンネ。

嘘のようですが、夜中寝ぼけている時に声をかけてあげるだけで、自分でできるようになります!

また、ママパパが長座に座り、足の上でころころ転がしたり、鬱武家から抱き上げる時は一度コロンと返しながら抱き上げるのもいいですね。

「回転」の感覚に慣らしてあげるのも「寝返り」と早く習得するためのポイントになります。前庭感覚の統合を意識しましょう。

これだけはしないで!!

寝返って泣いてしまうからといって、
寝返りをさせないようクッションを置いたり
タオルなどで体を巻いて「させないようにする」対策は、絶対にやめてくださいね。

不意に寝返ってしまった時に窒息のリスクが高まります!

窒息やSIDSのリスクを低くするのは、

  1. 寝返っても口の部分が大きく沈みこまない硬いマットレス。
  2. 寝具を使わずスリーパーを着せシーツもしっかりマットレスに挟み込みます。

口の周りに布がかからないようにするのも大切です。

乳幼児突然死症候群防止のガイドライン(米国小児学会)は以下の投稿をご確認ください☆

 

そして、しっかり自分で首を横に向けられるよう、繰り返しになりますが、日中の腹ばい運動と顔を横にする練習です。これはアメリカ小児学会のSIDS予防ガイドラインの項目にも入っているんですよ。

寝返りから助けるつもりが睡眠の癖に⁉

この時期、寝返りを直すときに抱き上げたり、泣き止ますために授乳をしてしまうと、それが癖になってしまいます。

しっかり寝がえりができるようになったのに

寝返る→泣く→あやす→寝る

「入眠の癖」による夜泣きにつながってしまいますので、ご注意くださいね。

 

クークールナでは、以下のようなお悩みの改善も行っております。

●「入眠の癖」の防ぎ方

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●生活リズムのつけ方

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川口リエ
この記事の執筆者

子どもの睡眠相談室クークールナ

代表 川口リエ

・GuuMinスーパーバイザー

・クークールナスリープアカデミー講師