Column 睡眠のおはなし

子どもの眠る力を最大限に引き出す「睡眠のベース」とは?

睡眠のベースとは。

 

夜泣き解決のためには、

ネントレ!

と考えてしまいますが、まずは、眠れない(起きてしまう)原因や今のお子さまの「眠る力」を発揮するために邪魔している要因を取り除きましょう。

  • 夜中に泣き止まない。
  • 寝かせようとするとギャン泣き。
  • 1~2時間毎に起きて泣く

など、いろいろなタイプの「夜泣き」がありますが、その原因はたくさんあり、ほとんどの場合、いろいろな原因が複合しています。

<夜泣きの原因>

  1. 身体的な不快(暑い、寒い、空腹、体調不良、お布団が心地よくないなど)
  2. 精神的な不快・興奮(眠気に慣れていない、「眠る時間」を受け入れていない)
  3. 疲れすぎて②の状態になっている
  4. 体内時計が整っていない
  5. 入眠(寝落ちるとき)に特定の物や行動が必要

さて、上の項目のうち、お子さまの夜泣きの原因として思い当たることはありますか?

これらを改善していくために、まずは「睡眠のベース」を整えましょう。

それだけでお悩みが改善することもとても多いですよ。

睡眠のベースとは

睡眠のベースは、上の①~⑤のうち、

『⑤入眠(寝落ちるとき)に特定の物や行動が必要(関連付けられている)』以外の項を指します。

身体的な要因

環境の準備

寝室の室温湿度と新鮮な空気
→ 冬:半袖下着+長袖パジャマ+スリーパー。室温:18〜20℃。(温めすぎに注意!)
夏:半袖下着+半袖パジャマ(薄手スリーパー)室温24℃以下
湿度:40~50%

明るさ
→ 寝室は暗くなるように最大の努力を。光源が直接目に入ったり天井の豆電球はNG。メラトニンの分泌を妨げたり周囲が気になってうまく寝付けなくなることがあります。
  ナイトライトを使うなら足元の暖色で、明るさはなるべく暗くなるよう調整してください。(明るい場合は光を遮るものをおきましょう。)


→ うるさ過ぎず静か過ぎず。が入眠や睡眠を安定させます。きょうだいや大人の生活音、逆に静かすぎて落ち着かない時は、ホワイトノイズを使用してください。(環境音)

●寝具
→1歳までは乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを下げるため、枕、掛布団、ミトン、などは一切使いません。ベッドバンパーやぬいぐるみも取り除きましょう
赤ちゃんの寝具は「スリーパー」です。

健康

●体調不良、痒みなどの不快感を軽減したり治す。
(医学的な介入が必要と思われる場合は必ず受診を!)

栄養

●日中、月齢に必要なカロリー、栄養と水分をしっかり摂る。日中に摂れなかった分を夜補うという考え方です。それ以上の授乳・ミルクは不要ですし、日中に栄養を摂れるよう、回数/量を増やしましょう。(適切な夜間授乳ミルクの回数)

日中のスケジュール

●適切なお昼寝の回数・長さをとれるスケジュールを。慢性的な寝不足、眠くなりすぎたり眠気のピークを過ぎた時間の寝かしつけは、睡眠を不安定にします。

体内時計

●体内時計を子どもの生活のリズムに合わせるよう。夜の睡眠は10時間以上なるように、早寝早起きを。

●朝は決まった時間に太陽の光を部屋に入れ、夜は日暮れごろから暖色の暗い照明で過ごしましょう。

●夜中の授乳ミルクは必要最小限に。起きたらしっかり栄養補給をして消化器からも体内時計を調整。

●日中はできるだけ活発に。夕方以降はゆったり過ごしましょう。

精神的な要因

入眠儀式(ルーティーン)

●寝かしつけのルーティーンを定着させる。
→毎日同じ時間に同じ流れで入眠。入眠へ心身ともに準備を整えます。
低月齢から短いルーティーンを取り入れましょう。

日中の刺激や心の安定

●日中の刺激や、心の揺れが大きかった日は、ルーティーンを長めに。寝室で親子でゆったり気持ちを落ち着ける時間を持ちましょう。

●親子ともに心配事がある時は、お話したり紙に書いたり。一度頭の中から取り出して、なるべく穏やかに。

●素肌の触れ合いが、オキシトシンの分泌を促進し気持ちを安定させます。ほっぺをくっつけあったり、背中やお腹を優しくなでたり、くすぐったり。

以上が、睡眠のベース。

もし、夜泣きの原因が睡眠のベースにあれば、それを改善するだけで眠れるように。

入眠と特定の行動や物が関連付ける「入眠の癖」が原因の場合は
この睡眠のベースを整えることが成功の必要条件です。

 

睡眠のベースは整っているはず…なのに睡眠が改善されない方、

  • 睡眠のベースが整っているかのチェック
  • 寝室環境の整え方
  • お子さまとご家庭に合った日中のスケジュール
  • 入眠の癖があるかどうか

の判断は、スケジュール診断・クイック電話相談でもお伺いします。

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