【睡眠コンサルタント解説】お出かけ、ベビーベッド卒業etc…寝かしつけ5つのポイント
お出かけ、ベビーベッド卒業など、普段と違う慣れない場所での寝かしつけのポイントは、「普段と”同じ”」をたくさん作ることです。
今日はその「同じ」の作り方、寝かしつけの5つのポイントをお話します。
目次
①五感(触覚、嗅覚、視覚、聴覚)で”同じ”を感じる
触覚・嗅覚
<お引越しやベビーベッド卒業の時>
最初は今までと同じマットレス、寝具は同じものを使うようにしましょう。
そして、新しい場所やベッドに慣れたら、新しい寝具を使うと変化が少ないですよ。
<帰省や旅行先>
スリーパー、シーツなど、持参できるものは持っていけるといいでね。「ネンネのお友だち」も忘れずに★
ネンネのお友だちについては過去の投稿
視覚(絵本に興味を持ったり指差しが始まったら)
「同じ」を演出できるように少し前から準備します。
貼って剥がせるウォールステッカーを普段の寝室に貼り、お出かけの時も同じような物を持っていきます。知らない場所のはずなのに、普段見慣れた可愛いキャラクターがいれば、新しい場所への警戒心が和らぎやすく。
帰省先の寝室やホテルもあっという間に、子どもに親しみのあるお部屋に早変わりしますよ★
わが家の寝室のウォールステッカー
聴覚
ホワイトノイズが強い味方❣️
1歳までの赤ちゃんは、乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のためにぬいぐるみなどの「ネンネのお友だち」を使うことはできません。この月齢の赤ちゃんにとっては、ホワイトノイズは「音の”ネンネのお友だち”」と呼ばれます。
また、普段聞きなれない音を緩和するためにも、「音のカーテン」として使ってみてくださいね。
普段から使っていれば安心できるいつもの音、れない環境でのネンネに役立ちますよ。
携帯アプリもありますが、ホワイトノイズマシンが一つあると便利です★
ホワイトノイズとは。
幅広い音域の音が含まれる音。「ザーザー」という音で赤ちゃんが胎内で効いていた音と似ているといわれています。この音は、大人も集中力を高めたいときなどにも使われたり、突然の騒音を緩和してくれる役割も。
~ホワイトノイズのバリエーション~
ホワイトノイズ:すべての音域が同じ割合「サーサー」
ピンクノイズ:低音域の割合が、ホワイトノイズよりも多い「ザーザー」(川のせせらぎや雨の音)
ブラウンノイズ:低音域の割合が多い「ゴーゴー」(飛行機の中)
こちらもご確認ください★
②寝かしつけのタイミングを同じに
外出先や慣れない環境で過ごしていると、眠くなるタイミングや疲れは、ほぼ同じか、少し早くなります。
また、体内時計は毎日ほぼ一定。夜は同じ時間に体のスイッチが「睡眠」に入りますよ。
新しい場所で興奮しているだけなのに、「まだ、元気そうだから大丈夫かな」と寝る時間が遅くなると、寝かしつけを始めたとたんにギャン泣き!となるかも。
しっかりいつものルーティーンをできる余裕をもって、「いつもの時間」に眠れるようにスケジュールを作ってくださいね。
③環境に慣れる時間をつくる
慣れない寝室や新しい寝床には、「元気なうち」に慣れさせましょう。特にホテルで夜にチェックインするのはご注意ですよ。
帰省先でも寝室に行くのは、寝る直前ではなく、昼間に一度、ママと二人で遊びます。
また、夜寝る前には、必ず親子水入らずで落ち着く時間を。環境に慣れる時間を作るためにも、ルーティーンに時間をかけるのがいいでしょう。
④寝にくい要素を取り除く
- 電源ランプ
- 非常灯
- 常夜灯
意外に「光るもの」があるのでチェック! エアコンなどの電気機器の電源ランプを遮るために、太めのマスキングテープを持参するといいですよ。ちょっとしたドアの隙間にも使えると思います。
また、月齢が大きくなると、「顔」に見えるものや、いつもと違う影も不安になります。
点が3つあると顔に見えますよね。
暗くした後、お子さんがきょろきょろ何か気になていないかちょっと観察してみてください。
⑤親が落ち着く(普段と同じテンションに)
何はともあれ、赤ちゃんの判断材料はママやパパのムードです。ママやパパが緊張していたりソワソワしてると赤ちゃんも落ち着けません。
旅行やお引越しなどなど普段と違う日は、ママやパパも普段なら赤ちゃんに向ける意識も外に向きがち。赤ちゃんはちょっと不安に感じているかもしれません。
引越しなら「普段の生活」になってくれば親子のリズムも落ち着くと思いますよ。
- 赤ちゃんが快適で安全な寝室整え方・寝具の選び方
- 帰省や旅行で崩れた睡眠の立て直し
- 時差ボケを最短で直す方法
など、環境の変化への不安やお悩みへのアドバイスもクークールナにお任せください★