Column 睡眠のおはなし

お昼寝はどこで寝かせる?明るく?暗く?

お昼寝は、明るい部屋で寝かせていいのか、暗い部屋の方がいいのか迷いますよね。

まず、「暗いお部屋」が寝やすい条件であることは間違いありません。

睡眠医学の研究でも「眠さ」を測定する時には、被験者を真っ暗な部屋に寝てもらい、寝付くまでの時間(入眠潜時)を測ることがあります。つまり「暗い」は、眠気に従って眠れる寝やすい条件なのです。

簡単に言ってしまうと、
お昼寝の環境を整えてあげたほうが良く寝れる子なら、しっかり「暗く寝やすい環境」を。
どこでもすぐに眠れる子なら明るいお部屋でもOK!

なのですが、月齢やネンネの状態によっても少し変わりますので、詳しくお話しますね。

そして、よくご相談で尋ねられることの多い、

「暗いところで慣れたら、外出先や保育園で眠れなくなってしまうのでは?」の不安にもお答えします★

明るい場所で寝かせてもOKな赤ちゃん

昼夜の区別がつく前の低月齢

生まれたばかりの赤ちゃんは、起床の時間(7時頃まで)に明るく、夕方以降は照明を暗くした環境にいると生後3か月までには昼夜の区別がついてきます。

「昼夜の区別がつく」

体内時計がしっかり1日のリズムに慣れてきて、赤ちゃんの身体のリズムが日中明るい時間帯は、お昼寝をしながら活動する。夕方以降暗い時間帯以降は、ちょこちょこ起きて授乳や排せつをしますが寝ている時間が多くなることです。

赤ちゃんの体内時計が昼夜のリズムと合うまでは、お昼寝も明るく生活音のする場所で寝かせてください。

その方がスムーズに体内時計が整います。(昼夜の区別がつく)

※ただし、いつも仰向けに寝ている小さい赤ちゃん。直接赤ちゃんの目に照明の光源が目に入らないように注意してあげてください。ママ・パパもちょっと上を見上げてみて赤ちゃんがまぶしくないか確認して下さいね。

明るい場所でもスムーズにぐっすり眠れる

大人もそうですが、明るくてもうるさくても眠れる人、眠れない人、どちらもいますよね。

どんな状況でもスムーズに眠れて疲れがスッキリとれるなら、環境を変える必要はないのですが、赤ちゃんは「スッキリ眠れたー」とは言えませんので、お昼寝の場所がOKかどうか、以下のポイントをチェックしてみてください。

  • 月齢に合ったお昼寝の回数ができている(覚醒時間が空きすぎない)
    (くわしくは「赤ちゃんのお昼寝~月齢別お昼寝の回数と長さ」)
  • 昼夜、寝ぐずりが少ない
  • お昼寝が1日1回以上、1時間以上眠れる
  • 日中起きている時間にぐずりが少ない

夕寝の時間帯

夕寝は、寝室に移動して暗いお部屋で落ちついて…と思ってもなかなか寝つきにくい時間帯になります。

これは体内時計の作用で身体が寝にくくなっているためです。

でも、夕寝をしないと、就寝時間までぐずぐずが酷かったり、夜の睡眠まで不安定になることも多いです。

この時間帯は、そもそも長くしっかり眠らなくてもいい時間です。

疲れはこの後の夜の睡眠でしっかり取るほうがいいからです。

なので、暗いお部屋でなくても抱っこやおんぶ、寝付きやすい方法があればそれでOK。

ママパパも忙しい時間帯なので家事などを抱っこやおんぶしながら進めてくださいね。

暗い寝室で寝かせたほうがいい赤ちゃん

低月齢でも長時間起きすぎている時

先ほど低月齢の赤ちゃんは、明るいお部屋でOKと書きましたが、長く起きすぎている場合は、暗い場所で寝かしつけてあげてください。

小さい赤ちゃんは何かを見つめてしまう(注視)と、疲れていても自分で目をそらすことも難しいのです。

特に抱っこしてくれているママのお顔や、光るものなどは視覚への刺激が強いです。

眠いのに寝付けない、ずっとぼーっと目を開けている状態が3時間過ぎたら、視覚の刺激を減らし、ママのお腹の中の環境に似た「暗いお部屋」で寝かせてあげてくださいね。

毎回お昼寝が短い

お昼寝の睡眠サイクルは短く、サイクルが終わる浅い睡眠で起きてしまい再入眠できないなら、まずは環境を整えてあげてくださいね。

光の環境なら「暗い」がベストです。

※もちろん、お昼寝が短い時は明るさ以外にも、睡眠のベースや、月齢に合った覚醒時間で寝かせているか、もチェックしてみてくださいね(詳しくは「赤ちゃんが寝ない時は「睡眠のベース」をチェック!

生後6ヵ月になってもスケジュールが整わない(起きているときのぐずりが多い)

お昼寝の眠気は「睡眠圧」という、起きた瞬間から一定の速さで溜まりづつけるもので高まって、眠るまでの時間を「覚醒時間」といいます。

生後6ヵ月頃には、この覚醒時間も毎日・毎回一定になり始めお昼寝のタイミングも決まってくる時期になります。

明るいお部屋でなかなか眠れない時は、ママやパパが赤ちゃんの「覚醒時間」を把握することが難しくスケジュールが整わない原因になります

まずは、しっかり眠りやすい環境を整えスムーズに眠れるようにして、お子さんの眠いサインだけではなく、「覚醒時間」を把握すると生活スケジュールも整いやすいです。

外出先や保育園で眠れなくならない?

まず、明るいお部屋で眠れる子は、お家でもお昼寝がスムーズでお悩みがないはず。

このような心配は、たいていはお昼寝が苦手なお子さんに多いです。。。

外出先で眠れるようになるために

  1. 眠気に沿って眠る習慣をつける(寝ぐずりせずに眠る習慣)
    →眠気に逆らう習慣や気持ちが減る
  2. スケジュールを一定にして、ネンネのコアタイム(この時間はいつも寝ていて眠気が強い)を作っておく
    →外出先でも、眠気が強い時間帯があるので眠りやすい

この条件を作っておくのが大切です。つまり、明るいところでぐずぐず眠れない時間や期間を長くすごすなら、しっかり眠気に沿って眠る習慣をつけることが大切です。

また、赤ちゃんの記憶は「状況特異的」ですが、月齢が上がると、「寝る」ということも一般化されていきます。「寝る」という行為を習慣化することがとても大切です。

保育園のお昼寝対策は必要?

保育園でのお昼寝を考える時も、赤ちゃんの記憶の「状況特異的」がとても効いてきます

保育園の状況は保育園で覚えていきますよ。

逆に言うと、家で「明るさ」だけ保育園にそろえてもあまり意味がありません。

明るさ、音、ルーティーン、寝かしつけしてくれる人 etc…

保育園の環境、生活にもしっかり適応することができますので、心配されずに、お家にいるときは心地よくぐっすり寝かせてあげて、ニコニコ楽しく過ごすのがオススメです。

 

お昼寝を少しでもスムーズにしっかり寝てくれれば、育児の負担もかなり減りますよね。

  • お部屋の条件が難しい時の、ネンネの環境の作り方
  • お子様のお昼寝のタイミングや赤ちゃんの月齢に合ったお昼寝の長さ
  • お昼寝が夜の睡眠に影響しているのかな?と心配な時など

お昼寝にお困りの時も、どうぞお気軽にご相談ください★