早起き急増!生後5・6ヶ月の早起きの原因

生後5か月6ヶ月に入ると、それまでしっかり寝ていたのに急に早朝起きが始まって寝てくれない!
というお悩みが急増します。
もともと、どの月齢も赤ちゃんは特に早朝は起きやすい時間帯。
どうしてその時間帯に起きやすいかは、生後5か月6ヶ月から始まる発達と関係がありますよ。
早朝起きのメカニズムを解説します。
原因①コルチゾールの分泌パターンが発達する
生後3か月ごろから体内時計が発達し始め、昼夜の区別がつきます。
昼夜の区別がつくということは日中に活動するということ。
朝になると活動のために体を活発にするためのホルモン「コルチゾール」をしっかり分泌し、夜は身体を休めるために「メラトニン」を分泌します。
こうした、ホルモン分泌も昼夜に沿って、規則正しく変化し始めます。
このコルチゾールの分泌パターンが発達しはじめるのが生後5~6ヶ月といわれています。
コルチゾールの働き:体を活動モードに。
- 刺交感神経を刺激
- 心拍数を上げる。血圧を上げる。一定に保つ。
- 糖新生:血糖値を上昇させる。
- 脂肪分解
- ストレス対応(抗ストレス作用)などなど
このコルチゾールの分泌が急上昇するのは起床の直前。
生後5~6か月頃の発達し始めの特に未熟な時期は、早朝はこのコルチゾールの分泌の上昇によ、「交感神経の嵐」が起こりやすく、またそのパターンは未熟で分泌が早すぎたり多すぎたり?交換神経の嵐の刺激で早朝は大騒ぎ!になりやすいと考えます。

概日リズム‐コルチゾール
参考)ナショナルジオグラフィック,睡眠の都市伝説を斬る,三島和夫,「第134回 睡眠中に心拍数や血圧、体温が乱高下する「自律神経の嵐」とは」
原因②運動の発達(寝返り・ズリバイ)による夢見
生後5~6ヶ月には大きな運動の発達がスタートします。
寝返りは、人生で初めて獲得する「移動手段」。
そしてこの大きな運動を獲得するためには「あれはなんだろう?」「触ってみたい!」
の気持ちが強くなることが動くモチベーションになり、うまく動けないことにイライラしながら頑張ります。
この「イライラしながら頑張る」は、日中よりも夢の中(REM睡眠)ではさらに強く活発です。
REM睡眠中は、日中よりも情動(怖い・イライラ・恐怖など)を呼び起こす偏桃体が活性しているためです。
そして、早朝には、REM睡眠がとても多いのです。

生後3ヵ月以降の夜の睡眠構造 早朝は深い睡眠は減ってウトウト浅い睡眠が続きます。
早朝は夢の中で習得中の運動の練習をしてイライラ。
体も活動のエンジンをかけ始めていつでも起きるスタンバイを。
夢の刺激で目覚めてそのまま覚醒! ということがこの時期は多くなります。
この時期の早朝覚醒対策
①日中のスケジュールを適切に。就寝前の疲れ過ぎを予防する。
早朝の興奮を少しでも和らげるのは、前の日の疲れ過ぎをなくすこと。
月齢に合った覚醒時間ごとのお昼寝。就寝前は覚醒時間より短くなってもよいので、夕寝をしっかり入れましょう。
お昼寝の覚醒時間・活動時間についてはこちらをどうぞ★
①日中に習得中の運動の練習をたくさん!
夢での動く練習はできてしまえば落ち着きます。この時期に大切なのは、寝ているとき(早朝)に静かにしてもらえるようなトレーニングではなく、自分で動く力をつけること。
- 寝返りの練習、寝返りがえりの練習
- 回転や横向きの感覚を入れる(前庭感覚を刺激)
- ピボットターンを左右できるように。
が近道です。
また、早朝にギャン泣きではなく、ジタバタ、かかと落としなどをしている時は静かにさせようとせずに見守って。
夢の中の練習を妨げないのも重要です。
生後5~6ヶ月の睡眠退行についてもどうぞ★
このほか、どの月齢も共通して、早朝起きには体内時計がとても重要です。
この時期を越えても落ち着かない場合は、「赤ちゃんの早起き5つの原因!遮光&改善方法」もチェックしてくださいね★
クークールナでは
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- この記事の執筆者
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子どもの睡眠相談室クークールナ
代表 川口リエ
・GuuMinスーパーバイザー
・クークールナスリープアカデミー講師


