夕寝ができない!理由と5つの対処法
お昼寝のお悩みのTOP3は「寝ぐずり」「すぐに起きてしまう」「夕寝ができない」
特に夕寝をしないと、夜の就寝時間までもたなくてグズグズ。なかなか就寝時間が定まらないということにつながります。
夕寝ができないお悩みは生後3か月ごろから始まり、生後8か月以降はたくさんのママのお悩みに。
夕寝をしっかりして、就寝前のルーティーンも程よい眠気の中できちんとできれば、ネントレもスムーズになりますので、ネントレの準備としてもとても大切です。
今日は夕寝ができない理由と、5つの対処法をお伝えします☆
目次
夕寝ができない理由
夕寝ができないのはどうしてでしょう。そもそもお昼寝って夜よりも寝づらいものです。
①体の生理的な働きが”活動時間”に入っている。
生後3カ月ごろに昼夜の区別がつくと、体内時計(概日リズム)によって、起床~就寝時間までは「活動」のスイッチがはいり、活動して栄養を摂る時間帯になります。
就寝時間を過ぎるとメラトニンがたくさん分泌されて身体のスイッチは「睡眠」に。
睡眠に入ると日中に摂った栄養や刺激を身体に定着させたり、修復したり、、、のステージに切り替わります。
お昼寝はそもそも「活動」にスイッチが入った状態の中での睡眠。
寝つきも悪く、いつでもすぐに起きて危険に対処できるように起きやすい時間です。
緑のラインが睡眠ホルモンと呼ばれる睡眠の状態にさせる分泌量。
昼間は低く活動・栄養摂取のために活発になります。
②夕寝の時間は特に体が寝にくい状態になっている
体内時計は、日中の心拍数や体温など様々な機能の働きを調整しています。
夕方は、体温・脳温(脳の温度)が1日でも最も高くなります。
寝る時は体温を下げて深い睡眠に入ろうとしますので、体が「体温を上げよう!」としている時間帯は寝る条件としては難しくなります。
また寝る直前は「睡眠禁止ゾーン」と言われる「眠気に逆らって起きている仕組み」が発動し、1日の疲れがたまっているはずなのに、眠気を感じにくく覚醒度が上がる時間帯があることが知られています。
夕寝の前のお昼寝が長い。
夕寝より前のお昼寝を長くしていると夕寝が寝づらくなることがあります。これは、
- 1日のお昼寝の量をすでに寝てしまっている
- 夕寝の時間が後ろ倒しになることで、体が寝づらい時間帯に夕寝スタートになってしまう。
の二つになることがありますので注意が必要です。
逆に、夕方の睡眠が長く眠る時は夕方までの睡眠が寝足りていないことがあります。つまり「もっと早い時間帯のお昼寝にもう少し寝ておく必要があった」というサインのことが。
夕寝を長くして就寝時刻が遅くなっていくなら、夕寝を長くさせるメリットはありませんので、夜の睡眠時間を長くするように、お昼寝全体の見直しが必要かもしれません。
夕寝ができない時の5つの対処法
- 寝かせ方にこだわらない。
夕方からはお布団で寝かせなくてもOK。おんぶや抱っこ(揺られながら寝るモーションスリープ)も良しとしましょう。 - お昼寝の配分を見直す
朝寝・昼寝で2時間前後寝ていませんか?もし短くしてその後の寝つきがスムーズになるなら、覚醒時間がしっかり伸びるまでは短くしてみるのも一つ。(ただしやりすぎるとお昼寝の移行に気が付けなくなるのでやり過ぎは禁物。迷うときは是非ご相談ください。) - 就寝時刻を早める
就寝時間前に眠そうにしていたら、ためらわず寝かせてあげましょう。お風呂も体を拭くなど一日スキップしても大丈夫!(眠気を我慢させる対処は日常的にはほとんどありません) - 覚醒時間を見直す
お昼寝の回数が減ってくる「お昼寝の移行期」のサインかも。覚醒時間を伸びていないかチェックを。
- 休憩時間を作る
眠らなくても、テレビを消しておんぶなどでゆっくり過ごす時間をつくり、就寝前までできるだけ体力を温存しましょう。
このほか、寝づらい時間帯にお昼寝ボイコットが重なると、本当は必要なのに「寝ない」ということになりやすいですね。
クークールナでは、
- お昼寝の適切な長さ・回数が分からない。
- スケジュールを整えてネントレしたいのになかなか準備が進まない。
- お昼寝の移行期?対処法を知りたい。
- お昼寝と授乳・離乳食のタイミングが迷ってしまう。
お昼寝と授乳・離乳食のタイミングが迷ってしまう。など、生活スケジュールに関するご相談にもお答えしております。お気軽にご相談ください☆