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低月齢必須アイテム!おくるみ・スワドル使い方・やめ方

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低月齢必須アイテム!おくるみ・スワドル使い方・やめ方

低月齢(新生児~生後3ヵ月未満)の赤ちゃんの睡眠に欠かせないアイテムのおくるみやスワドル。

研究でも、おくるみをすることで、低月齢の深い睡眠(Quiet Sleep)の時間が長くなり、寝ている間の睡眠の状態が変化する回数が減ったことがわかりました。
Allison Dixley and Helen L. Ball,2002,The effect of swaddling on infant sleep and arousal: A systematic review and narrative synthesis

小さい赤ちゃんはお昼寝のリズムいっていにしたり、一人で寝る習慣をつけるというよりも、寝やすい条件を整えてあげて眠気に沿って眠る気持ちよさを知ることで、眠気に沿って入眠できるネンネ上手のベースができますよ。

ネンネ上手への一歩を助けるネンネアイテムが「おくるみ・スワドル」です。

おくるみ・スワドルが低月齢の赤ちゃんの必須アイテムな理由

モロー反射を止めてくれる

低月齢の赤ちゃんは、急な姿勢の変化や音の刺激でびくっと何かにしがみつく動作をする原始反射があります。

寝ている時も音の刺激は脳の届きますので、このモロー反射の大きな動きを止めてあげるとしっかりと覚醒せずに寝続けることができます。

手足のジタバタ不随意運動を止めてあげる

生まれたばかりの赤ちゃん、手をフワフワゆらゆら動かしていたり、足をジタバタしたり。

実はこれらは、無意識に出ている不随意運動の動きです。お腹の中でもキックやパンチを感じられていたと思いますがお腹でしっかりホールドしていました。

お腹の外に出たら急に、手や足が動いても「スカッ!」と宙を切ってしまい不安に。こうした動きをホールドしてあげると赤ちゃんは安心します

ママのお腹の中の環境を再現できる

低月齢の赤ちゃんはまだお腹の外の世界に慣れていません。外界の刺激から守られて過ごしていたお腹の中では、手足がぎゅっと体の中心に集まった姿勢で過ごしていました。

でも、お腹の外にでたら、その姿勢になるために手足を自由にコントロール運動神経も、好きな姿勢を維持するための筋肉も発達していないのです。

自分の安心できる姿勢を作ってあげ、保持する役割がおくるみ・スワドルです。

おくるみ・スワドルは癖になる?

「癖になって大きくなってもとれなくなったらどうしよう」とご質問をいただくことがあります。

おくるみは自分で手足の動きをコントロールできない時期にジタバタを止めてあげる役割をします。

原始反射は、中枢神経系によって引き起こされるもの。より高次の脳が発達するとその動きを抑えることででなくなります。

つまり、脳が発達すると動きをしっかりコントロールできるようになりますので、おくるみは不要になります。

「原始反射はたくさんさせるとすぐに落ち着く。おくるみで止めると長く残る」

ということが言われたりするそうですが、それはありません。

 

生まれたばかりで脳が未発達の赤ちゃん、先回りの心配で眠れないより上手に使って親子ともに気持ちよい時間を増やしてネンネの時間を気持ちよい時間にしてくださいね。それがネンネ上手の第1歩になります。

 

おくるみ・スワドルの使い方・注意点

おくるみ布は背中側にしっかり折り込む。スワドルは大きすぎず体に合ったサイズを。

布やスワドルが大きいと顔が埋もれてしまう危険があります。またしっかりくるまれた状態にならず安心感も得られません。

スワドルと胸の間に指が2~3本入るゆとりをつくる

呼吸を妨げないゆとりが必要です。赤ちゃんが自分の手をモゾモゾ動かせる程度、赤ちゃんの首とのところから大人の指が2~3本差し込める程度のゆるみが必要です。

室温に合った厚さを選ぶ。温めすぎに注意

ママのお腹の中では赤ちゃんの方が少し体温が高く、常に体温を放散している状態でした。

睡眠に入る時は体温(脳温)を下げる必要があるため、身体からうまく熱が逃がせないとなかなか眠ることができません。

また、温めすぎは乳幼児突然死症候群のリスクを上げてしまいますので、温めすぎないように注意しましょう。

特に四角いおくるみ布を使う場合は、巻いた時の重なりごとに1枚多く着ていることになりますのでおくるみの下は薄着を意識してくださいね。

アメリカ小児学会による乳幼児突然死症候群のガイドラインの抜粋翻訳は「こちら」から★

下半身は自由に股関節を動かせるゆるみを作る。

下半身は緩く、股関節を動かせて足はカエルのようにM字の状態になるようなくるみ方や製品を選びましょう。

股関節を固定してしまうと股関節脱臼・股関節形成不全につながるので大変重要です。

股関節脱臼・股関節形成不全を予防

おくるみの中の足はカエルのM字足をイメージ。

おくるみ・スワドルの止め時・止め方

おくるみは、乳幼児突然死症候群の予防のために、仰向けに寝ている時に反り返る姿勢が出て寝返りの練習を始めたら卒業の時期です。

また、自分の拳を迷いなく口に運べるようになったら、両手を自分でコントロールできるようになったサイン。

もう手を押さえておく必要はありませんので卒業しても大丈夫。

止める時は「片腕ずつ慣れる」とのアドバイスもされることがありますが、身体の左右対称の動きを尊重してあげる方が早く落ち着くことが多いです。

もしおくるみを止めた時、眠る前の腕の動きが気になって眠れないようなら最初の3日だけはそっと腕を押さえてあげてもよいでしょう。

着るおくるみ(スワドル)のオススメ商品紹介

おくるみ用の四角い布は巻くのに少しコツが必要です。寝る前にジタバタ大騒ぎの状態から手早く包むのが難しければ、着るおくるみ(スワドル)がオススメ。

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私がオススメするのは、エルゴポーチさんのコクーンスワドルです。

両手を身体の中心に集めた状態で、お腹の中の姿勢を再現しやすく、股関節脱臼・股関節形成不全に配慮した形になっています。

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※セール品&何度も使えますので是非ご活用ください。

 

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川口リエ
この記事の執筆者

子どもの睡眠相談室クークールナ

代表 川口リエ

・GuuMinスーパーバイザー

・クークールナスリープアカデミー講師