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睡眠のおはなし

”眠いけど起きている”Drowsy but awakeとは?夜泣き予防・改善の一歩!

”眠いけど起きている”状態(Drowsy but awake)で、お布団に置いて寝かせることは、夜泣きの予防や、ネントレで、入眠の癖を取る時の鉄則。ご存知の方も多いのですが、意識しているのに夜泣きする!」という声も多いもの。正しい、”眠いけど起きている”状態(Drowsy but awake)を解説します。

”眠いけど起きている”状態(Drowsy but awake)とは?

ベッドやお布団に寝るために置く時、もう目を閉じてしまうほど眠いのは、「”眠いけど起きている”状態(Drowsy but awake)」ではありません。

眠いけど起きている”状態(Drowsy but awake)の状態の目安は、ルーティーンの最後の活動を終えた時点でまだ目がぱっちり

ママパパと目が合うとちょっとニッコリする余裕があるくらい。その後、真っ暗にすれば、5~20分くらいで、寝ることが分かっている状態が、理想的な”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)の状態です。

つまり、例えば、授乳で寝落ちてしまったのを起こして、ベッドや布団においたのは、”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)状態ではなく、赤ちゃんは「授乳で寝た」と思っている可能性があります。

ただし、低月齢は注意。

新生児~生後3カ月くらいの”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)の時間は、とても短いです。

なぜ”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)を目指すの?

大人にも子どもにも、夜中は睡眠が浅くなって目が覚める自然な覚醒(自然覚醒)が何度もあります。

夜中の睡眠の深さのイメージ。夜の後半からREM睡眠が多くなり自然覚醒(★)が頻繁になります。

寝始める時に抱っこや授乳で寝ていると、この自然覚醒の時に、寝かしつけの状況を再現してもらおうと、何度もママパパを呼ぶようになってしまう夜泣き(入眠の癖)になる可能性があります。

つまり、寝つく時はママパパの介入なしで、眠気に自分で対処しながら眠りにつくことで、夜中目が覚めたとしてもママパパを起こさずに再入眠でき、夜泣きをせずに眠り続けることができるのです。

つまり、ママパパの介入なしで寝付く

=”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)状態でベッドお布団にゴロンとして寝るです。

 
ネントレをして入眠の癖を取りたいと思っている場合には、この”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)状態からトレーニングをスタートすることが成功のポイントになります。
 
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ネントレのこの他の成功のポイントは過去の投稿も併せてご覧ください★
ネントレ成功のための準備チェックポイント
●ブログカテゴリーネントレ・寝かしつけ練習
 

”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)の時間の見つけ方

寝かしつけベストタイミング

①【生後3か月以降】体内時計で決まっている就寝時刻を探す(夜の睡眠時間は10~12時間)

体内時計が整い始める生後3か月以降は、夜の就寝時間は毎日同じになってきます。(お昼寝のスケジュールが整うのはもう少し先です)

ただし、起床時間が前後していると見つけにくいかもしれません。体内時計は、朝の光の刺激でリセットされ夜の就寝時間も決まっていきますので、まずは起床時間を一定にするのが大切。

起床時間の整え方については、過去の投稿をご覧ください☆

赤ちゃんの生活スケジュールの整え方①「1日のスタート」

②【低月齢の赤ちゃん・お昼寝】覚醒時間を把握する。

覚醒時間は、起きた瞬間からたまり始める”眠気(睡眠圧)”です。

睡眠圧がたまっていく速さは、毎日変化するものではなく月齢によって長くなっていきます。

寝ぐずりがあって、眠い時間が分かりやすい子もいますが、眠いそぶりを見せない子も。時間を目安に眠い時間を探っていくのが大切です。

赤ちゃんの覚醒時間・活動時間とは‐ネントレ本比較

”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)が見つかったら

新生児~生後3ヶ月

この時期の”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)の時間は、とても短いです。

自分でお布団の上で寝ている感覚を見つけたいと思ったら、”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)でご機嫌なら最高❣ですが、半分寝ている感じで、ギャン泣きでなければOK。

おくるみをして、まずはお布団においてみましょう。

ギャン泣きひどいようならその日は無理しないで抱っこや授乳で寝かしつけ。もしくはPUPDで最後は一人で寝た状態を目指します。
ネントレ「PUPD」についてはこちらの投稿をどうぞ「
ネントレメソッド解説~PUPDメソッド

生後3~6か月

この時期になったら、まだ笑顔が出るタイミングでお布団へ

でも、まだまだ親のサポートが必要な子も多く、ネントレは推奨されていない時期です。

お布団の上において少しグズグズはよくあること。ただし、ギャン泣きに発展する前にゆっくりなでたり、足をバタバタさせるならちょっ押さえてあげたりはOKです。

まずはお布団の上で寝付くを目標に。

生後6か月以降

この時期からは、一度お布団に置いたらその後の接触はできるだけ減らしていきます。泣いてしまったときの対処が分からない、泣いてしまって結局抱っこや授乳になってしまう。という時は「トレーニングメソッド(ネントレ)」でルールを統一していく方が、親子にとって新しいルールが覚えやすいです。

※お昼寝のネントレは、夜が目指す寝方で安定してからトライしてくださいね。

クークールナでは、

    • スケジュールの整え方
    • 寝かしつけのタイミング”眠いけど起きている”(Drowsy but awake)を見つけるお手伝い
    • 入眠の癖かどうかの判断
    • ネントレの準備から導入~安定までのトータルサポート

などのご相談を伺っております。お気軽にご相談ください。

 

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●この記事の執筆 Written by
子どもの睡眠相談室クークールナ 代表 川口リエ (CISA認定小児スリープコンサルタント講師)

 

 

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