【睡眠コンサルタント解説】双子のネントレ&寝かしつけスケジュール
双子のネントレ&寝かしつけスケジュールは、月齢や一卵性双生児・二卵性双生児かでちょっと違います。
双子の寝かしつけを楽にする双子のスケジュールとネントレのポイントをご紹介します。双子のお世話は何でも2倍でその忙しさは一人の育児の2倍以上!
ただし、授乳・ミルク、おむつ替えなどと違って、「眠る」ことは、必ずしも親が必要なことではありませんので、「ひとりで眠る力」を育んでいけるといいですね。
目次
双子はネンネが上手?
双子ちゃんの睡眠のお悩みは、一般的には少ないといわれています。その理由は、
- 生まれた直後から同じ部屋で過ごしたり、寝ているので、お互いの泣きにある程度慣れる。
- 保護者が一人をあやしている間に、「自分で眠る」という経験がしやすいから。
保護者は、どうしても一人のお世話中にもう一人に泣かれてしまうと「泣き」に対して瞬時に反応してあやすことが難しことがありますし、2人目以上のお子さんも、同じこと言われますよね。
でも、これはすべての双子の赤ちゃんに当てはるわけではありません。
寝かしつけがうまくいかず、日中はずっと寝かしつけばかり。
夜中も交互に泣いてしまう。
寝たと思ったら1人が起こしてしまう。
本当に大変な状況が続くことも多いです。
双子の場合は、なるべく早い時期からお布団で寝られるように、スケジュールを整え、寝ぐずりが始まる前にお布団でゴロゴロすることで、一人で眠る練習をしていきましょう。
寝ぐずりを最小限に!寝かしつけスケジュールのポイント
赤ちゃんは一度寝ぐずりが始まってしまうと、それを落ち着かせることがら寝かしつけスタートとなり、時間がかかって本当に大変になってしまいます。
お昼寝も夜の就寝、どちらも、寝ぐずりが始まる(疲れすぎる)前、眠気が高まったタイミングで寝かしつけるのがポイント!
体内時計を揃える
出生後、ご自宅に帰ってきたら朝明るくする時間を6:30~8:00の間に決め、夜は7時前後からお部屋の照明を暗く暖色系の部屋で過ごすようにしましょう。
生後3ヵ月に近づくにつれ、体内時計が確立し、就寝時間は毎日の変化はほとんどなく、日中のお昼寝のタイミングがずれても、2人同時の寝かしつけが可能になります。
低月齢(生後3ヶ月まで)
きょうだいで同じスケジュールでしっかり寝かしつけをしましょう。
この頃は、比較的、覚醒時間に個人差が少ない時期です。
生後3ヵ月頃までの覚醒時間は90~120分。起きてから90分後には二人ともお腹いっぱいになっているといいですね。また、月齢が小さいほどネンネの環境と条件が整えば、セルフねんねもしやすい時期になります。
寝返りの練習を始める前は、お腹いっぱいになって覚醒時間の終わりが近づいたら、おくるみでしっかりくるんで直接光が目に入らないところに寝かせてみてくださいね。
ねんねの環境については、過去の投稿をご覧ください★
生後5ヶ月~8ヶ月
二卵性のきょうだいになるとこの頃から、覚醒時間に違いが出てきます。
覚醒時間が短い子から寝かせていきましょう。
タイミングがずれて寝室で寝かしつけが難しい場合は、抱っこ紐での寝かしつけのタイミングを交互にして、1日に1回はどちらのお子さまもお布団で眠れるようにしてくださいね。
生後8か月以降(お昼寝がなくなるまで)
この頃からお昼寝が2回に減ってきたら、体内時計でもお昼寝の時間を「時刻」で定着させていきます。
お昼寝の回数が2人とも2回になったら、覚醒時間をそれぞれの個性で微調整することはせず、2人とも同じ時間に寝かせます。
※ただしお昼寝の移行は二卵性双生児は、同時に始まらないことも。移行期の間は寝かせるタイミングはずらしたほうがいい場合もあります。
【Point】この時、お昼寝の長さを揃えようとせずに、スタート時間を合わせることに気を付けてくださいね。
ひとりで眠る力を身につける~ネントレ(ファーバー)
導入するタイミング
セルフねんねや、親のサポート(入眠の癖)を減らすためのトレーニングに必要な条件は、1人のお子さんも双子でも、全く同じです。生後6ヶ月を目安に、セルフねんねを覚えてもらうのは、保護者の負担を減らすためにも、また子どもたちにとっても「眠ければ自分で眠る」方がグズグズ、イライラの時間が減りますね。
ネントレ導入の基本的チェックポイント
1.寝室の環境が整っている
2.寝返りが安全にできる。寝返っても自分の力で対処できる。
3.就寝時間がほぼ一定になるか、夕寝のタイミングから就寝時間をほぼ予測できる状態になったら。
(ネントレを始める前にこちらの投稿をチェック!)
ネントレは2人同時?1人ずつ?
2人一緒にネントレ
- 一卵性双生児
- 就寝時間がほとんど同じ
デメリット&メリット
寝付くまでの時間、泣きの時間が減るまでの日数がやや長いですが、その後の定着は早く、二人同時にネットレができるので、一人ずつトレーニング後一緒にする時の乱れがない。
1人ずつネントレ
- 二卵性双生児で寝室を別にできる時
- どちらか一方はすでにセルフねんねができる
- 就寝時間が2人そろっていない
デメリット&メリット
お互いにトレーニングを邪魔しないので、比較的スムーズに進む。寝室を二人同じにする必要があると環境の変化で乱れることがある。二人同時に寝かしつけが難しくなる。
他には
- お子さまたちの性格
- 泣きの強さ
- 普段のお互いの様子など
で、保護者が決めてもいいと思います★
クークールナでは、双生児のお子様の睡眠改善のお手伝いをしております。
- きょうだいそれぞれの覚醒時間をみつける
- ネントレの方法、導入のタイミングチェック
- ネントレの導入サポート
など、月齢やごきょうだいの性格、生活環境に合わせた睡眠改善をご提案しています。
お気軽にお問合せください。